2023年4月、双良結晶シリコン新材料有限公司(包頭)は、上海利便ガス有限公司とアルゴン回収プラントLFAr-13000の供給契約を締結しました。これは両社にとって3件目のプロジェクト提携となります。この装置は、双良の50GW大規模単結晶シリコン引き上げプロジェクトを支援し、高純度アルゴンのリサイクルを実現します。
13,000Nm³/hアルゴンガス回収ユニット上海利気ガスが独自に開発・供給するこのシステムは、水素化、脱酸素、外部圧縮プロセスを採用しています。土木工事の遅延にもかかわらず、プロジェクトチームは数々の課題を克服し、2023年11月30日にバックアップシステムのガス供給を無事に開始しました。2024年2月8日にはシステム全体が試運転を開始し、製品ガスは純度要件を満たし、正式なガス供給を開始しました。
このプロジェクトでは、高度な水素化そして脱酸素化蒸留深冷分離プロセスに加え、予冷ユニット付きコンプレッサ、触媒反応によるCOおよび酸素除去システム、分子ふるい精製システム、留分精製プロセスを備えています。原料用コンプレッサ3台、空気用コンプレッサ2台、製品用コンプレッサ3台を装備しており、顧客の生産需要に応じてガス量を柔軟に制御できます。
オーナーと試運転担当者による共同性能試験の結果、抽出率は96%に達し、信頼性と安定性に優れたデータでオーナーの要件を満たしました。運転実習では、本装置は低負荷状態でも安定的に動作し、仕様に適合したガスを生産できることが実証され、顧客の変動する生産負荷の要求を完全に満たしました。数ヶ月にわたる試験を経て、本装置は優れた安定性と信頼性を示し、顧客から高い評価を得ています。
このハイエンドアルゴン回収システム、独自に開発・製造上海立福ガス電子グレードのアルゴンを効率的に生産し、高純度液体アルゴン99.999%以上の純度を誇る製品です。化学、エレクトロニクス、航空宇宙などの主要産業に貢献しています。


投稿日時: 2024年10月15日